先日、昔弟がどこかからもらってきたハンドスピナーが発掘された。
もうだいぶ昔に廃れてしまったハンドスピナーだが、今でも回してみると案外楽しい。
恐らくここ一週間でハンドスピナーに触れた人というのは流行っていた時から比べればカスみたいな人数しかいないんだろう。
楽しいのにな。
忘れられてしまった。
悲しいものだ。
どうも俺には判官贔屓みたいなところがある。
弱者には勝って欲しい。
他者に興味を持ち理解しようという姿勢が俺には絶望的に欠如している。
誰が何をしたとかそこで何を感じたとかは非常にどうでもいい。
「へえ、そうなんですね」以上の感想は出てこない。